オンラインカジノと税金
税金の仕組み
その年の1月1日から12月31日までの一年間に、50万円以上の収益があると、税金を納めなければなりません。
サラリーマンの方は、税金を差引いた額を給料としてもらっているので、「税金を納める」というよりは「税金を引かれる」という感覚ですね。
オンラインカジノでたくさん儲けて、50万円以上の収益があれば、それは雑所得(一時所得)となり、税金を納めることになります。
一時所得とは
一時所得の計算は、次のようになります。
一時所得 = 総収入額 ー 総支出額 ー 特別控除額(最大50万円)
このように計算した一時所得に対して、税金がかかります。
月日 | 掛 け 金 | 獲 得 金 額 | 利 益 |
1月10日 | 10万円 | 50万円 | 40万円 |
3月10日 | 20万円 | 5万円 | ー15万円 |
5月10日 | 30万円 | 60万円 | 30万円 |
7月10日 | 40万円 | 5万円 | ー35万円 |
9月10日 | 50万円 | 150万円 | 100万円 |
11月10日 | 60万円 | 15万円 | ー45万円 |
例:Kさんの1年のプレイの様子です。
1月、5月、9月は、利益が出ています。
3月、7月、11月は、利益が出ていません。
利益が出ていない月の掛け金は、支出には含められない規則ですから、
総支出は、1月、5月、9月の計90万円です。
総収入は、利益が出た1月、5月、9月の計170万円です。
一時所得は、170万円ー90万円ー50万円=30万円
30万円です。
税金はいくらに
30万円の一時所得に対して、税金はいくらになるのでしょう。
税金の計算は、次のようになります。
税額 = (一時所得額 x 1/2 – 控除額)X 税率
30万円の一時所得に対しては、控除額0,税率5%ですから、
300000÷2×0.05=7500
7500円を税金として納めることになります。
仮に1億円の一時所得があれば、1800万円ほどが納税額です。
これくらい納めたいですね。
なぜオンラインカジノだけ納税するの
なぜオンラインカジノだけが納税して、競馬、競輪、パチンコなどは納税しなくていいのでしょう?
実は、競馬、競輪、パチンコなども納税の義務があります。
しかしながら、儲けたお金は、景品として、または景品と引き換えた現金で手元に入るので、税務署は把握できません。
オンラインカジノは、儲けたお金は銀行口座などに入りますから、税務署はきちんと把握しています。特に大金が動く口座については、常にチェックしているので、納税しないと税務調査が入ります。
大金を稼ぐようになれば、きちんと確定申告をして、納税してください。
ちなみに、私は、毎年確定申告をして、納税しています。
なお、オンラインカジノで設けたお金は、雑所得ですから、他の事業などのマイナスと差し引きできません。この点はご注意ください。